2020.3.31

住宅における瑕疵保責任保険は、建物に重大な欠陥が見つかった場合、建築業者や販売会社が保証書の内容に基づいて修理費用を負担する、という保険です。中古物件を売る場合は、売却後に買手からクレームが発生した際に対処してもらえる保険、と考えていいでしょう。

 

 

■瑕疵と保証責任とは?

中古物件における瑕疵は、例えば屋根裏の雨漏りなど、売主が気付いておらず、かつ買手が購入後にそれに気付いて修繕を行わなければならない問題点があることを意味しています。

保証責任は、その修繕にかかった費用を売主が負担しなければならない、という義務のことです。

保証については、売買に際して交わされる保証書に基づいて行われますが、通常の個人間売買の場合は、引渡しから3カ月、不動産業者が売主として場合は、引渡しから2年間、修繕にかかった費用について売主が全額負担する、という取り決めがなされていることが一般的です。

ですが、建物の修繕費用はかなり高額になることが通常ですので、個人間の売買においては大きなトラブルの原因となりやすい問題があります。

 

■瑕疵保証責任保険の活用

瑕疵保証責任保険は、売主側が加入する保険です。これを利用すると、売りたい建物の検査(インスペクション)や瑕疵保証サービスを、外部団体に一任することができます。万全な検査体制と、もしものときの支払いを代行してくれるサービスですが、認知度はそこまで高くないのが現状です。

 

■瑕疵保証責任保険に入らないとどうなるのか?

中古物件の場合、保険に入ることは義務付けられていません。宅建業者でない場合、保証を付けることも義務ではありませんので、そのまま個人間で売買することも可能です。しかし、万が一物件に瑕疵が発見された場合は、買手と大きなトラブルになることは避けられないでしょう。

 

■瑕疵保障責任保険に入るメリット

買手側は、将来に対しての保証が不確かな物件よりは、「万が一瑕疵がある場合は保証する」と言ってくれている物件のほうが、購入意欲が湧くものです。また、瑕疵保障責任保険は、外部の検査団体が一度物件をよく調査したうえで、大きな問題がないと判断してくれている物件です。購入希望者にとっては、安心して住める物件であるという保証もなされていることになるのです。これらのことから、瑕疵保証責任保険に入ることは、金銭面で自分を守るだけではなく、建物をより売りやすくすることにもつながります。

 

■瑕疵保証責任保険の入り方

国土交通大臣が指定した住宅専門の保険会社のみが、この保険を取り扱っています。現在(2020年3月時点)では、下記の5社に申し込みが可能です。

・株式会社住宅あんしん保証

・住宅保証機構株式会社

・株式会社日本住宅保証検査機構

・株式会社ハウスジーメン

・ハウスプラス住宅保証株式会社

(参考URL https://www.kashihoken.or.jp/link/

保証内容や保険料は各社で差異がありますので、加入の際は比較検討することをおすすめします。

 

当社では、株式会社住宅あんしん保証との提携を進めており、

売主様から売却依頼を受けた物件について、必要に応じて当社のサービスの一環として

建物状況調査(インスペクション)、住宅瑕疵保険加入サービス、ハウスクリーニングサービスをご提供しております。