2021.12.6

マンションの住み替えには「現在の住居の売却」と「新居の購入」を行う必要があります。これらはなるべく並行して進めるのが理想的ですが、タイミングが合わせられないのが現実です。

 

住み替えをする上でほとんどの人が、先に現在の家を売却する「売り先行」か、先に新居を探して購入する「買い先行」のどちらかの方法をとることとなります。買い先行と売り先行の2つの方法にはメリットとデメリットがあり、住み替える人の資金や状況によって最適な方法は異なります。

 

本記事では住み替えの際の「売り先行」と「買い先行」のメリットやデメリットについてご紹介します。住み替えを検討している人は、ご自身の資金や状況と照らし合わせて、適している方法を選びましょう。

 

住み替え

 

■売り先行のメリット・デメリット

【売り先行のメリット】

現在の居住を先に売却することで、資金計画を立てやすいというメリットがあります。売却代金を住宅ローンの返済や新居の購入資金に充てることができ、資金的に無理なく住み替えができます。また、新居と現在住んでいる家のダブルローンになる心配もないので、期限を気にすることなく買主と価格交渉ができます。家を売るための販促活動に時間を割くことができるので納得のいく価格で売りやすいというのもメリットのひとつです。

 

【売り先行のデメリット】

売却後から新居に入居するまでの間、仮住まいが必要となるため、新居探しに時間がかかればかかるほど賃貸負担が増します。また、現住居→仮住まい→新居と計2回の引っ越しが必要になり、コストと手間がかかるので注意が必要です。

 

■買い先行のメリット・デメリット

【買い先行のメリット】

買い先行の場合は、新しい住まいを購入してから今の住まいを売るため、仮住まいが不要で引っ越しが1回で済みます。その分手間やコストを抑えることができます。また、今の住居を引き渡す期日が決まっていないので、新居探しに時間をかけることができます。立地や間取り、予算など納得のいく新居をじっくりと探すことができるのがメリットです。

 

【買い先行のデメリット】

家の売却資金を新居の購入に充てられないため、新居の購入は自己資金と住宅ローンでまかなう必要があります。引き渡しのタイミングによっては、前住居と新居の住宅ローンを二重に返済しなくてはならず、金銭的負担が大きくなってしまう恐れがあります。また、新居の購入までに、現住居の売却金額が確定していないことがあります。場合によっては当初想定していた売却金額を下回る恐れがあるので、資金計画を立てにくいというデメリットがあります。

 

■結局「売り先行」「買い先行」はそれぞれどんな人に向いているの?

【「売り先行」が向いている人】

・現住居の売却代金を住宅ローンの返済に充てたい人
・現住居の売却代金を新居の購入代金に充てたい人
・納得のいく価格で現住居を売却したい人
・費用をかけずに仮住まいできる住居がある人(実家など)

 

【「買い先行」が向いている人】

・現住居の住宅ローンを完済している人
・売却代金で現住居の住宅ローンを完済できる目途が立っている人
・納得のいく新居選びを最優先としたい人
・現住居が好条件ですぐに売れる目途が立っている人

 

■まとめ:自分に合った方法で住み替えを成功させよう

本記事ではマンション住み替えの際の「売り先行」「買い先行」2つの方法についてデメリットとメリットを紹介しました。最も理想的な流れは、現住居の売却と新居の購入のタイミングを合わせることですが、なかなか難しいのが現実です。そんなときは本記事でご紹介したそれぞれの特徴を比較して、ご自身に最適な方法で住み替えを成功させましょう。購入と売却どちらが先でも、現住居の買主や新居を見つける際には信頼できる不動産業者に相談することをおすすめします。