2021.4.4

ホームインスペクションは住宅診断とも呼ばれ、中古物件を安心して売買するために必要な調査です。ホームインスペクションは一体いつ実施するのがベストなのでしょうか?本記事では、ホームインスペクションをスムーズに実施するための最適なタイミングをご紹介します。

 

ホームインスペクション

 

■ホームインスペクションにはどのくらい時間がかかるの?

ホームインスペクション実施の申込みから結果の報告書送付までは約2週間かかります。かし保証を利用する場合は、検査に適合したのち、かし保証を申込んでから保証書が発行されるまで約2~3週間かかります。申込みから引渡しまでのスケジュールを逆算して進めるようにしましょう。

 

■ホームインスペクション(住宅診断)の最適なタイミング

ホームインスペクションを行うタイミングは物件の検討状況により異なります。今回は中古物件を購入する際に、どのタイミングでホームインスペクションを行うのが最適かを解説していきます。

 

ここでの中古物件の購入の流れは以下の通りです。

「物件見学」→「申込み」→「契約(購入)」→「引き渡し」→「入居」

 

◇契約前の場合

契約前に購入を考えている物件のホームインスペクションを希望する場合、

・物件見学~申込み前

・申込み後~契約前

で実施することができます。

 

多くの場合、物件を見学し購入の意思が生じた段階で「申込み」を行います。申込みをすることで、他の人に物件を買われてしまうリスクを防ぐことができます。

 

申込みの際には、買付証明書や申込書などの書類に記名押印し、申込金を支払うのが一般的です。申込みはまだ契約前ですので、無条件で解消することができますし、もちろん申込金も返還されます。

 

そのため、ホームインスペクションを実施し大きな欠陥が見つかった場合などは無条件で申込みを取りやめることができます。また、対処できる程度の問題が見つかった場合は、修繕費などを物件購入の資金計画に組み込むこともできるなど、メリットが多くあります。

 

◇契約後の場合

契約後にホームインスペクションの存在を知り、実施を希望する方もいらっしゃるでしょう。実施することは可能ですが、実際にはかなり難易度が高いです。

 

というのも、契約というのは売主と買主双方の合意のもとに行われます。もちろん、価格や条件も含めての合意です。そんなタイミングで「ホームインスペクションも実施したいんですが…」となると、売主側からすればあまりいい気はしません。ホームインスペクションの実施NGを出されることがあってもおかしくはないですし、もし建物に不具合があっても、契約解除は出来ません。

 

もし契約後にホームインスペクションを希望する場合は必ず引渡し前に行うようにしましょう。

 

◇引き渡し後の場合

引き渡し後にホームインスペクションを実施する際、リフォーム目的以外の場合は、できる限り早く実施しましょう。

中古物件のかし担保責任は以下のように設定されることが多くあります。

 

【不動産会社が売主の場合】

最低2年間は売主がかし担保責任を負う。

 

【個人が売主の場合】

3ヶ月間は売主がかし担保責任を負う。ただし瑕疵担保免責の場合もあり。

 

かし担保責任の適用期間であっても、引き渡し後入居してからだと、見つかった欠陥が元々あったものなのか、入居後にできたものなのか判断が難しくなります。

 

引き渡し後でもホームインスペクションを実施することは可能ですが、契約解除もできませんし、自費で高額な修繕費や補修費を負担しなくてはならない場合もあるので避けたいです。

 

■まとめ:最適なタイミングは「申込み後~契約前」です

中古住宅購入後のトラブルや後悔を防ぐためには、ホームインスペクションを行い、建物の状態を見極めることが大切です。ホームインスペクションを行う最適なタイミングは「申込み後~契約前」です。気になる物件があれば、申込みをしてからホームインスペクションを実施することをオススメします。ホームインスペクションの検討をし始めたら、まずは信頼できる不動産会社に相談すると良いでしょう。