2020.10.5

中古住宅を購入する際にローンを組みたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかし、「中古住宅はローンが組めないらしい」「中古住宅だとローンの審査が通らないらしい」そんな噂を耳にすることがあります。果たしてその噂は本当なのでしょうか?

今回は「中古住宅を購入する際の住宅ローン」について解説しながら、噂の真相を明らかにしていきます。

 

住宅ローン

 

■中古住宅を購入する際に住宅ローンは組めるのか?

結論から申し上げますと、中古住宅を購入する際、新築住宅と同じく住宅ローンを利用することができます。中古住宅向けの住宅ローンを取り扱う金融機関もたくさんありますので、「中古住宅だからローンが組めない」というのは間違っています。

 

しかし、場合によっては審査に通らなかったり、フルローンで購入できなかったり、希望通りの融資が受けられないことがあるのは事実です。

 

■新築と中古でローンに違いはあるの?

新築に比べ、中古住宅購入の際のローン審査が厳しいと言われているのには理由があります。ズバリその理由は「担保」です。

 

一般的に新築住宅のローン審査の場合には、年収や年齢、雇用形態や勤続年数など、借り入れ希望者の返済能力が重点的に審査されます。

 

一方で中古住宅でも上記についての審査はもちろんありますが、加えて「担保価値」が審査の重要なポイントとなります。中古住宅の場合は新築住宅と異なり、建物そのものの価値が下がっているため、購入額と資産価値に大きな差が出ることも少なくありません。

 

金融機関は、希望の融資額に対して購入する中古住宅の資産価値がどのくらいあるのかを詳細に審査します。例えば中古住宅を1,000万円で購入する時に、1,000万円のローンを組みたい。しかし、金融機関の担保評価額が400万円だった場合は400万円までしか融資を受けられません。こういった理由から、中古住宅は、新築よりも借入可能金額が低くなる可能性があるのです。

 

■審査に通らない原因は?

・建築基準法を満たしていない

多くの住宅ローンでは、建築基準法に則っていることが必須条件です。建築基準法は、昭和56年に耐震基準法の改正が行われました。ですので、昭和56年以前に建てられた物件は、耐震基準を含めて建築基準法を満たしていないものも存在しています。そのような物件では、住宅ローンを組むことができません。

 

・債務状況

基本的に信用情報機関にネガティブ情報が登録されている場合はローンを組めないことがほとんどです。他のローンを滞納していたり、公共料金の滞納を繰り返していたり、クレジットカードの支払いを滞納している場合には注意が必要です。

不安がある場合は、「本人開示制度」を利用しましょう。自身の情報が登録されているかどうか確認することができます。

 

■まとめ

中古住宅購入時にローンを組む際は、資金面はもちろんですが、物件面での審査基準をクリアすることが必要です。ローンを組むことはできても、希望通りの融資が受けられないこともあるということを頭に入れておきましょう。

不安が残る場合は不動産会社や金融機関などのプロに相談しましょう。